お久しぶりです。いやぁ、大変な状況になりましたね。
東日本関東大震災から今日で１週間、まだまだ予断を許さぬ状況ですが、気持ち的にも
少し落ち着いてきたので震災後の経緯等を書きつつ、
前回に引き続き過去の画像特集をやりたいと思います。
（ＴＯＭＩＸ ７２・７３型 クモハ７３原型 青梅線仕様）
自分は東京２３区在住なのですが、最初の地震があったときは水道橋の仕事場におりました。
ちょうど、無線ＬＡＮの拡張工事を行っている最中で、業者さんと事務所にいて、最初は、ん、地震だ、
といつもの感じでいたのですが、やけに長い・・・、そのうちだんだん揺れが大きくなり、
（リトルジャパン クモハ４０ これも青梅線仕様 ７３系に増結）
ちょっとこれはやばい、ぐらいな揺れでみんなあわて始めました。一瞬電気消えるし、上の階にいたお客さんも
下に続々とでてきて、すぐにテレビつけ自分たちもお客さんの誘導等、対応を尽くしました。
テレビから宮城震度７、東京震度５強と流れ、近隣の人たちもみんな外にでていて、これはやばい状況だなと。
（ＴＯＭＩＸ クモハ７３ 近代化改修車 青梅線立川行）
お客さんも開けた場所に一時避難したりしましたが、その日はその後の予定すべてキャンセル。
幸いお客さんが少なかったから混乱は少なかったですが、これが満室なら相当な混乱となったでしょう。
お客さんの対応、事務所館内の安全チェック、家族、友人の安否確認などをしてるうち、
すぐに交通機関が止まり、今度は帰宅困難の問題がでてきました。
（同じく クモハ７３ 自分が乗ったことあるのはたぶんこれかなあと）
仕事仲間は比較的、近隣に住んでいるのでどうにか大丈夫なのですが、余震も多くどうなるかわからないので
その日は２１時頃まで事務所のテレビにかじりついていました。帰宅途中、道はみたことない大渋滞、道路は
人であふれ、なんだこりゃって、防災の本で読んだ、帰宅困難者が現実味を帯びてきました。
（マイクロエース ＥＤ１6＋石灰列車 青梅線・南武線を通る奥多摩工業の石灰貨物）
自宅が遠い人はみんな大変だったみたいですね。都心もだいぶ混乱し都市部の脆弱性がもろにでました。
次の日１２日もお客さんの予約が入っているため、通常通り営業しましたが朝から交通機関が麻痺し余震もまだ続いているので、お客さんからのキャンセルが相次ぎました。
（青梅線の石灰列車、このタイプはよく見かけました。エンジ色のものもありました。）
１３日日曜日は自分の出勤日でしたが、交通もやや回復し、お客さんもキャンセルがあったほかは混乱も少なかったです。ただ、まだまだ頸椎ヘルニアの調子がよくなく一日通しの出勤はきつかった・・・。
（ＥＦ１５＋石灰列車 青梅線の石灰列車はほかにＥＦ６４もけん引してました。）
ヘルニアの調子がよくないので、中途半端な療養にならないよう１４日月曜から当分の間、出勤は控えました。
ただ、１４日月曜から東電の計画停電が始まるとのこと。それに伴いまた都心の交通網が朝から混乱。
テレビやネットで情報収集しつつ、自宅からブログでお客さん向けに対応状況を連絡しました。
（ＫＡＴＯ １０１系 これも青梅線立川行 単線でこーゆー光景あったかわかりませんが）
相変わらずキャンセルが多く、仕事仲間もテンション落ちまくりでへこんでました。キャンセルばかりの連絡のなか、テレビから流れるエーシーのメロディにやつあたりしてたそうです。
節電体勢で引き続き営業しつつ仕事仲間とはメッセンジャーでやりとりし、できるだけ状況の把握に努めました。
（ＫＡＴＯ １０１系 南武線）
そんなこんなで、月～木までは自宅で仕事しつつもおとなしく療養し、今日は朝から出勤しました。
ひと段落し、改めて会社建物やその隣にある実家をチェックすると、結構地面などに大きなヒビが・・・、実家もものが散乱しひどい状況でした。
（ＫＡＴＯ １０１系 左は臨時特別快速おくたま号 右はオレンジ時代の南武線）
実家にＮゲージの作業場があるのですが、今までみないようにしてましたが、
今日、確認してみると・・・、案の定、大惨事でした。
（ＴＯＭＩＸ ７２：７３型 左はクモハ７３近代化改修車 右はクモハ７３原型）
レイアウトはだいじょぶみたいでしたが、車両はケースからかなり飛び出し、下に落ち大惨事、
作成したモジュールも一部破損、その他もとからきたない部屋でしたが散乱物がいろいろ、
片付けるのが怖いです。
（ＫＡＴＯ４８９系 急行能登 中間車のモハ２両）
とりあえず腕も痛いので、Ｎ部屋の復興は今度の月曜にやりたいと思います。
あとは、昨日から車のカギを探してたのですが、みつからずどうしたものかと。
（リトルジャパン クモハ４０ スカ色）
交番にも届け、ディーラーに新しいカギの確認したところ作成に２週間くらいかかって、費用も結構かかるとのこと。ネットで色々調べるとＪＡＦは無料だがカギを開けるのみで、新しいカギの作成はできないみたい、なので
カギ専門の業者に頼みました。２時間くらいでスペアキーができあがり、費用も１０，５００円と割安でした。痛いは痛いですが・・・
（ＴＯＭＩＸ ７２・７３型 富山港線 クモハ７３とクハ７９）
スペアキーのカギができあがり、針治療の時間がせまってたので会社を早引き。
自宅近くの治療院なのですが、担当の先生も今回の混乱で帰宅困難者となり、無理がたたり体調を
崩し、退職されてしまってました。
（ＫＡＴＯ キハ３５ 首都圏色 八高線）
前回月曜日に治療をしてもらってたときに聞いたのですが、なんでも飯能から通ってるとのこと。
地震当日は帰れずそのまま仕事場に泊まり、次の日は６時間くらいかけてなんとか帰ったそうです。
重労働なうえ、そんな状態が続けば体調崩すのも無理ありません。
（１０３系 八高線（川越線）仕様もどきとキハ３５）
今日は別の先生に治療をやってもらいました。マッサージの強弱や針の打ち方など繊細で、なんかほんとに
ツボをついてくる感じでした。
（ＴＯＭＩＸ キハ２０）
そんな感じでつらつらと今までの経緯を書いていきました。地震後、旧国万歳さんとq-umさんから大丈夫ですかと、コメント頂きました。お気づかい頂き本当にありがとうございます。
（こちらもＴＯＭＩＸ キハ２０）
自分は腕の痛みも当初よりだいぶ引いてきて、稼働時間もずいぶん長くなりました。もう少し無理をせずに
治療を続けていきます。Ｎゲージは今日みた感じちょっとやばそうですが、破損個所はなおして、また写真撮っていくつもりです。とりあえず元気です。
（ＴＯＭＩＸ クモハ７３原型）
今回の地震、本当に未曾有の天変地異でした。被災された宮城、福島、茨城、千葉の方々は本当に苦しい思いをされて、今もその状況は続いています。ニュース等でその状況を見ると、言葉に詰まります・・・
（キハ８０系 後ろはＥＦ５８）
未だ余震も続いていることも不安ですが、何より被災者の救援がなかなか思うようにいっていないこと、
そして福島の原発爆発によるメルトダウン、放射能汚染の可能性が今も高いことに憂慮してます。
原発の事故処理に当たっている作業員の方々は文字通り決死の覚悟で作業にあたっていること。
被ばく量も相当危険な状態で現場は想像を絶する状況だと・・・なんとも言葉にできません。
政府の対応には疑問が多々あり、テレビを見ながらあーすればこーすればなど、色々考えてしまいます。
でも個人的には少額のお金を送ることぐらいしかできず、支援物資がたくさんあるのになかなか届かないことが
何よりもはがゆいです。
そんな絶望的な状況のなか、少しうれしいことは世界各国からの支援はもとより、日本人を驚きとともに讃えてくれてることです。我慢の精神とか思いやりの精神とか・・・、こっちは普通に思ってることが、外国の方々からみればすごいと。
支援国の数もすごい、北朝鮮とアフリカの地域等を除いてほとんどの国がなんらかの支援をしてくれてる。
アフガニスタンから４００万円の寄付があった記事をみたときは、びっくりです。
自国も厳しい状態でそれどころではないだろうに・・・。
東京は、買占め等によりスーパーやコンビニからものがなくなり、ガソリンスタンドも相当混雑してます。
計画停電や交通の混乱もありますが、何よりも経済の混乱が重大です。
今後、この状況が続けば、中小企業の倒産が相次ぐ可能性があります。
さらに福島原発の状況が悪化すれば、東日本はもとより日本全体がだめになりかねません。
どうしたらいいものやら・・・ いや、希望をもっていきたいですね。
すみません、色々書きましたが、被災された方々には本当に大変な思いをされたこと、お見舞い申し上げます。本当に一日も早い復興を願ってます。
次回、もうちょい過去の画像特集やります。
自分もまずは身体を治して、身近な問題の復興に努めます。